「電話占いが録音されている!」という噂が、ネットを中心に流れているようですが、真相はどうなのでしょうか?
いつでもどこでも、顔を見られずに相談できる電話占いは、近年大人気です。
その半面「もしかして個人情報が洩れるのでは?」等の心配をしている方は多いのかもしれません。
今回は、電話占いが録音されているかどうかの真相や、対処法などについて詳しくお伝えします。
電話占いが録音されているという噂は本当なのか?
最初に「結論」からお伝えします。
電話占いが録音されているという噂は「本当」です。
世の中にはたくさんの電話占い会社がありますが、ほとんどが通話を録音していると考えて間違いないでしょう。
え・・・ということは、占い師のことを信頼して悩みを打ち明けたら、それを会社の人に聞かれちゃうってこと!?
「録音」と聞くと、そんな風に考える人は多いわよね。
だけど、決して相談者の悩みを盗み聞きしようとか、個人情報を利用しようなんていう変な話ではないの。
電話占いの通話が録音されているのには、ちゃんと理由があるのです。
電話占いが録音されている理由
まず最初にお伝えしたいのは、キチンと運営されている電話占い会社であれば、通話の内容を録音していることはサイト内に「明記」されているということです。
ただ、理由について詳しくは書かれていないので、「何かに利用されるのではないか?」と心配になっている方もいると思います。
それでは、電話占いが録音されている理由について見ていきましょう。
1,相談者に不正利用がないかどうかをチェックするため
理由の一つ目は、相談者が電話占いを「不正に」利用していないかどうかをチェックするためです。
不正とは、例えば初回のみに適用されるサービスを、2回目以降の人が受けたりする場合のこと。
・4000円分の鑑定が無料
・人気占い師の優先予約ができる
などなど・・・
これらは、新規ユーザー獲得のために用意されたお得な「特典」の数々です。
つまり、敷居が高く感じられる電話占いを「体験」することで、その良さを知ってもらおうという「お試しサービス」なんですね。
もちろん、本来なら鑑定料がかかるところを「無料」にするわけですから、会社は「赤字」です。
そんな初回サービスを、何回も不正利用されることが増えれば、赤字どころか運営が成り立たなくなる可能性だってあるかもしれません。
多いケースとしては、複数台のスマホを所有しているユーザーが、それぞれの電話番号で初回登録をして、別人になりすまして「初回特典」を受けるという感じです。
ふつうに料金を払って電話占いを利用しようと思っている相談者には考えられないことですが、そういう悪質な人が世の中にいるということですね。
そこで、不正がないよう電話占い会社のスタッフが通話を録音しておいて、疑わしい人がいればチェックして対処するわけです。
ちなみに、携帯電話の契約が2台分あるからと、それをいいことに「無料サービス」を複数回受けたりすると、悪気はなくても「大問題」に発展する可能性があります。
今までの鑑定料をさかのぼって請求されたり、厳しいペナルティーが課される可能性もあるので、これを読んでいる人は絶対にやらないよう注意してくださいね。
2,同業者による占い師の引き抜きを防ぐため
2つ目の理由は、同業者による占い師の引き抜き(ヘッドハンティング)を防ぐためです。
電話占いサイトは、当たる占い師や、評判の良い占い師にできる限り多く在籍してほしいと、常日頃から思っています。
どの運営会社も、
- 的中率の高い占い師
- メディア露出の多い占い師
- 聞き上手でリピーターがつきやすい占い師
などを強く求めているわけですね。
もちろん、定期的に新しい占い師を募集してはいるのですが、そうそう「良い占い師」が見つかるわけではありません。
そこで考えるのがスカウト、いわゆる「引き抜き」です。
自社で新しく占い師を発掘するより、すでにどこかの会社で活躍している占い師を引き抜いた方が効率的だと考える会社があるのです。
それで、他の電話占い会社のスタッフが占いの相談者になりすまして忍び込み、良い条件を提示してスカウトするわけですね。
しかし、やられる側の電話占い会社にとっては、せっかく在籍している「質の高い占い師」を奪われるわけですから、たまったものじゃありません。
自社の死活問題にも発展するような話なので、同業者からのスカウトや引き抜きがないよう、定期的に録音をチェックする必要があるのです。
3,占い師がキチンと仕事をしているかをチェックするため
3つ目の理由は、占い師がキチンと電話占いの仕事を行っているかをチェックするためです。
電話占い師の中には、「質の悪い占い師」も残念ながら存在します。
例えば、ろくに占うこともせず、世間話をダラダラしてそれだけで時間を終えようとする占い師はけっこういます。
自分の収入のために、鑑定時間を長く引き伸ばして時間稼ぎをする占い師もいます。
あるいは、相談者の不安をあおって心理的に追い詰め、高額商品を購入させようとする悪徳占い師のことも報告されています。
そのような占い師にあたってしまった相談者からは、当然クレームが多くなりますよね。
・ちゃんと占ってもらってないのに、料金請求されて納得できない
・話を勝手に引き伸ばされたのに、その料金を自分が払うのか?
・電話占いをしてもらいたいのに、変な商品ばかり勧められる
などなど・・・
運営会社としても、電話占いは信用第一で行っているため、クレームの多さは何としても避けたいところ。
だから、占い師がキチンと仕事をしているかをチェックする必要があるのね。
4,占い師と相談者が「直接取引」をするのを防ぐため
4つ目の理由は、占い師が相談者と個人的な関係を作って、外部で「直接取り引き」をしようとするのを防ぐためです。
占い師の中には、電話占い会社を通さずに個人的な関係を築いて、外で会えるよう誘導してくる人間がいます。
なぜそんなことをするのかというと・・・
単純に、電話占い会社を介さない方が、自分の収入が増えるからです。
電話占いの仕組みは、企業が窓口になって占い師と相談者をマッチングさせることによって、運営が成り立ってます。
言い換えれば、占い師は間に入っている企業から「中間マージン」を取られることになります。
そのため、会社という窓口を通さずに、外で会って直接取引しようとする占い師が出てくるのです。
な・・・なるほど。確かにそれだと会社は困るわよね。
逆に、相談者が占い師に外で会う話を持ちかけて、中間マージンの差額を引いて、今までよりも安く鑑定を頼もうとするケースもあります。
その場合は、電話占い会社を利用する上での「規約違反」になります。
利用停止や禁止などの措置が取られることがありますので、注意しましょう。
会社としては、サイトにいろいろなコストをかけて運営をしています。
なので、そこで出会った占い師と相談者が「直接取引」になれば、大きな損害になってしまいます。
通話の内容を録音するのは、そのような理由もあるというわけですね。
5,占い師と相談者の恋愛関係の有無をチェックするため
5つ目として、占い師と相談者が恋愛関係になっていないかをチェックするケースもあります。
相談者の中には占い師に恋心を抱いてしまう人も多く、その感情を占い師が利用して個人的な関係を築こうとする場合があるのです。
実は、これって占い業界ではけっこう多いパターンなのよね。
しかし、ほとんどの電話占い会社は、相談者と占い師の恋愛を禁止しています。
そのため、個人的な関係を作って外で会うことは、完全な「規約違反」となってしまいます。
そんなことが起きないためにも、運営会社は占い師と相談者の会話を定期的にチェックする必要があるのです。
6,もしものトラブル(訴訟等)があった際に内容をチェックするため
最後6つ目の理由は、大きなトラブルに関係してくる内容です。
もしも訴訟などを起こされた際に、占い師と相談者のやり取りを客観的にチェックするためです。
相談者から占い師へのクレームが深刻化すると、訴訟問題に発展するケースがあります。
例えば、クレームで多いのは、「占い師にものすごく酷い言い方をされて、立ち直れないほど傷ついたため法的に訴える」のような内容です。
ところが、担当した占い師が「私はそのようなことは一切言っておりません。完全なる誤解です。」のような主張を繰り返した場合、話は堂々巡りになってしまいます。
このような時に有効なのが、録音データという「客観的な証拠」です。
仮に、相談者が言ったとおり「明らかに占い師が酷い言い方で傷つけている」と分かれば、会社はすぐに謝罪して、担当した占い師に処分を下したり、信用回復に努めなければなりません。
逆に、占い師が主張する「完全なる誤解」であることか録音から分かれば、トラブルを解消するための「証拠材料」にすることができます。
訴訟などのトラブルは、お互いの感情がぶつかり合って発展するため、録音データという「客観的な証拠」が不可欠なのです。
電話占いが録音されているのは、真実を証言している相談者を救ったり、間違ったクレームから占い師を守ったりするためでもあるんだね。
電話占いが録音されている理由の結論
ここまでの内容で、電話占い会社が通話を録音するのは、不正を見つけたり、トラブルを防ぐためであることはお分かりいただけたと思います。
- 相談者
- 占い師
- 運営会社
どの立場にいる人のこともしっかりと守るため、通話内容の録音は不可欠と言えます。
もちろん、キチンとした電話占い会社なら、スタッフ同士でそれが話題にのぼることもありませんし、個人情報は徹底管理されているので、その点は安心してくださいね。
電話占いが録音されていると分かった後の対処法
ただ、中には「それでも録音が気になる」という方がいるかもしれません。
そこで最後に、電話占いの録音が気になる時の対処法についてお伝えします。
1,電話占いは録音されていることを理解しておく
まずは、電話占いが録音されているのは、ある意味「当たり前」だと思っておきましょう。
冒頭でもお話したように、ほとんどの電話占い会社は通話を録音しています。
そして明確な理由があって録音しているわけですから、まずはその点を理解することが大切です。
録音されていると思うと緊張してうまく話せなかったり、聞くべきことを忘れてしまうという方も、中にはいるでしょう。
ですが、ここで意識して欲しいのは、電話占いの録音はあくまでもトラブルを未然に防ぐための「防衛策」であるということ。
基本的に、何のトラブルも問題もない人の通話を、いちいち誰かが聞いているということではないので、その点を心配する必要はありません。
また、思い切って打ち明けた相談内容を、他の占い師やスタッフなどに話されたらどうしよう・・・・などと不安になる方もいるでしょう。
ですが、その点もご心配なく。
なぜなら、電話占い師というのは、日々膨大な数の相談者からの依頼を受け、解決に導いている忙しい人たちだからです。
そのため、わざわざあなた一人の相談内容の録音を聞き返して、他の人との話題にするなんてことは現実的にあり得ないんですね。
ふつうに電話占いを利用するだけなら何の問題もないってことね。
だったら、安心して悩み相談ができそうだわ。
2,占いに必要な情報以外はしゃべらない
「必要なこと以外はしゃべらないようにする」
実はこれって、安全に電話占いを利用するためにとても重要です。
占い師によっては鑑定を行うために、生年月日、名前くらいの個人情報は必要になるでしょう。
しかし、霊感や透視、タロットやルーン等の占い師なら、それすらも必要としないことが多いです。
ですので、生年月日も名前も知られたくないという人は、占い師のプロフィールで「得意とする占術」をチェックすると良いです。
使える占術が、霊感、霊視、透視、タロット、オラクルカード、ルーンなどの場合、ほとんど個人情報を必要としない占い師と判断できます。
また、個人情報をまったく必要としないことをアピールしている占い師もいるので、そういう場合は、さらに分かりやすいです。
逆に、西洋占星術、四柱推命、九星気学などの占術のみの占い師なら、最低限「生年月日」は必要だと覚えておきましょう。
もちろん、キチンとした電話占い会社であれば、個人情報の管理は徹底されていますので、過度な心配はいりません。
ですが、どうしても抵抗がある場合は、個人情報がなくても鑑定可能な占い師を選ぶことをおすすめします。
そして、常に録音されていることは意識しつつ、自分が聞かれたくない情報は一切話さないようにすることが大切です。
3,個人情報がしっかり管理されている電話占いサイトを選ぶ
個人情報がしっかりと管理されている電話占いを選ぶことも、対処法としては重要です。
悪質な電話占いサイトの場合、相談内容や個人情報が、他の占い師との間で共有されているケースがあります。
なぜ、そんなことをするのでしょうか?
それは、同じ電話占い会社の中で、複数の占い師に相談する人がいた場合、情報を共有すれば占い師に有利な鑑定をして、信じ込ませることができるからです。
例えば、一人目の占い師に悩みをすべて打ち明けた相談者が、鑑定に満足できなくて二人目の占い師を指名したとします。
その場合、情報が共有されていれば、「初めて依頼した占い師のはずなのに、私のことをズバズバ言い当ててすごい!」と信じ込みやすくなるのです。
結果として、正しい鑑定が行われないばかりか、変に信じ込ませられることで無意味な鑑定にお金をつぎ込まされる可能性もあります。
もちろん、大手電話占いサイトのようにキチンと運営されている会社では、そのようなことは一切ないので、安心して利用することができます。
また、個人情報管理の徹底を示すためにプライバシーマークを取得しているサイトもあります。
「プライバシーマーク」とは、その会社の個人情報の管理が適切であることが「第三者機関」によって示されたロゴマークのこと。
電話占いヴェルニなどの大手電話占い会社が取得していますので目安にするのも良いと思いますよ。
いずれにせよ、大手の電話占いサイトは、不正やトラブルを未然に防ぐための録音はしますが、秘密を外部に漏らさないよう徹底管理がされています。
なので、迷った時は、ランキングサイトなどに名前を連ねている「大手の電話占い」を利用すると良いでしょう。
4,少しでも不審に思ったら別の電話占いサイトを利用する
通話が録音されていることは理解できたと思いますが、運悪く「怪しい電話占いサイト」に出くわした場合、やはり情報漏洩が心配です。
ですので、
- 情報共有されているかもしれない
- 個人情報の管理が甘い会社かもしれない
と、少しでも不安を感じたらすぐに利用をストップすることが大切です。
また、数は少ないですが、「通話を録音していません」というのを明記しているサイトも、電話占い会社の中には存在します。
もちろん、どうしても録音がイヤなら、そのようなサイトを探すこともできます。
ですが、その場合は逆に「リスク」の方が大きくなるということを知っておきましょう。
電話占いの録音は、主にトラブル回避のためにされているというのは、前述した通りです。
つまり裏を返せば、録音がないということは、電話占いで何かのトラブルがあっても、回避や解決が極めて難しくなるということです。
例えば、あなたが占い師に酷い言葉をかけられて傷ついたことを訴えたとしても、証拠になる録音がなければ、一切請け合ってもらえないでしょう。
あるいは、占い師から変な高額商品を勧められたり、高額オプションに誘導されたり、好き放題にやられた場合でも泣き寝入りになる可能性が高いです。
電話占いの録音は、会社や占い師だけではなく、あなた自身を守るためにも重要であることを覚えておきましょう。
最初は、電話占いの録音を怪しいと思っちゃったけど、みんなが安心して利用するためには不可欠なことだったんだね~ナットク!
まとめ
今回は、電話占いは録音されてるというウワサの真相と、安心して利用するための対処法などについてお伝えしました。
まず、電話占いが録音されているという噂は本当です。
ただし、それには以下のようにハッキリとした理由がありましたね。
- 相談者に不正利用がないかどうかをチェックするため
- 同業者による占い師の引き抜きを防ぐため
- 占い師がキチンと仕事をしているかをチェックするため
- 占い師と相談者が「直接取引」をするのを防ぐため
- 占い師と相談者の恋愛関係の有無をチェックするため
- もしものトラブル(訴訟等)があった際に内容をチェックするため
電話占いの録音が気になる人は、以下の対処法が参考になります。
- 電話占いは録音されていることを理解しておく
- 占いに必要な情報以外はしゃべらない
- 個人情報がしっかり管理されている電話占いサイトを選ぶ
- 少しでも不審に思ったら別の電話占いサイトを利用する
電話占いの録音は、不正やトラブル防止のため、当たり前に行われているものです。
信頼できる企業が運営している大手サイトなら、個人情報の管理もしっかり徹底されているので、安心して利用すると良いでしょう。
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